日々の備忘録(読書録、その他雑記)

読んでいる/読んだ本に関する備忘録です

これならわかる日本の歴史Q&A① 旧石器〜平安 Day3

【目的】

・略

 

【読書記録】

・開始60ページ、終了71ページ(全127ページ)

聖徳太子法隆寺大化の改新の9〜10章まで

 

【散発的メモ】

古墳時代から前触れもなく大和朝廷聖徳太子の話に…

古墳時代から大和朝廷までの間の部分について、もう少し説明して欲しい。分からないなら分からないで、そう書いて欲しい。

→結局、古墳時代の豪族をまとめ上げて大和朝廷を作ったのが蘇我氏なのか?

 

聖徳太子蘇我馬子天皇を中心とした制度を作った

物部氏神道蘇我氏は仏教を信奉。神仏習合とどういう関係だったっけ?この人たちの争いを避けるために、両者は同じものとして扱ったんだっけ?(うろ覚え)

熱田神宮宮司を務める尾張氏というのも出てきて、気になる…

 

蘇我入鹿を誅殺して中大兄皇子天智天皇)と中臣(藤原)鎌足らが天皇制の政治体制を確立(大化の改新

聖徳太子蘇我馬子天皇制や仏教を支持してたのに、その蘇我氏を滅ぼして、今度は藤原氏の時代に?

⇄何故?蘇我氏も一枚岩じゃない?

 

・豪族を役人とすることで、天皇を中心とする政治に移行(地方豪族は地方官吏に、有力豪族は中央の高級官吏=貴族に)

個人事業主をサラリーマン化することで支配体制を確立?

 

大化の改新はなかった?というか、大化という年号すらなかった?

 

・やはり、蘇我氏は滅ぼされておらず、入鹿派閥とそれ以外の蘇我氏の家族喧嘩だった模様

→大臣ポストの半分を占めるほど、蘇我氏の勢力は強かった(天皇との血縁関係もすごい)

 

大化の改新の後も、大宝律令など出てくるが、何がどう変わったのか?また変えた趣旨は何か?

→蓋を開けてみると、大化の改新ではビジョンを示しただけで、具体的に定めたのは大宝律令の時の模様…(歴史って結構いい加減だな)

→制度趣旨は、土地や人の財産権を天皇に集中させること、豪族をサラリーマン化すること、民の戸籍・納税管理を行うこと(絶対、脱税しまくってたんだろ…)

 

・豆知識、石舞台は蘇我馬子の墓と言われているらしい。そうだったのか!

 

【Key Takeaway】

・諸豪族を最初にまとめた最有力豪族は蘇我氏

蘇我氏誅殺に見せかけて、実は蘇我氏内の派閥争いだった

天皇制へ移行し、権力を天皇に集中、豪族をサラリーマン化(しようと)した

⇄本当にサラリーマン化できたのかね?実効性は担保されていない

 

これならわかる日本の歴史Q&A① 旧石器〜平安 Day2

酒飲みながらチビチビ更新

 

【目的】

 

【読書記録】

・開始32ページ、終了59ページ(全127ページ)

志賀島の金印、邪馬台国、謎の四世紀、古墳の時代、稲荷山古墳の鉄剣までの4〜8章

 

【散発的メモ】

・金印の時代には、日本は百余国に分かれており、奴国が朝貢した際に光武帝に金印をもらった

邪馬台国卑弥呼が女王として君臨したのは"まじない"の力もあるが、男達の争いを収めるため?

EUの本拠地がベルギーにある、みたいな話だな

邪馬台国は近畿説、九州説があるが、決着はついていない

・古墳は誰のものかほとんど分からないが、九州、瀬戸内、近畿にかけて前方後円墳や副葬品の類似性が見られるため、豪族の連合国家があったと考えられる

⇄ただし、統一国家ではないので、朝鮮に出兵したのが具体的に"どの倭"なのかは不明

→昔の朝鮮と日本は、今のフランス・イギリスのように、ゴチャゴチャに入り乱れて戦ったり、連帯したりしていたのでは??

・稲荷山古墳の鉄剣、レントゲンで文字が浮かび上がる。ワカタケルとは雄略天皇を指すとのこと

 

聖徳太子に続く

 

【Key Takeaway】

・特に思いつかない

日々のつぶやき(21年2月20日 - 昼)

疲れた、頭が重い、目の奥が痛いので、自律神経が乱れている気がする

 

そこで、目黒の自然教育園を歩く

→勿論、都会の喧騒よりはマシなんだけど、それなりに人も歩いてるし、ただ歩いてるだけだと、頭の中を過去の失敗、未来への不安が占めており、全然気が休まらない

→全然自律神経が整っていないのを感じたので、どこか座って静かに座れる場所を探す

→そこで、ベンチがある「水鳥の池」でしばし心身を休ませてもらう

 

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水鳥の池

→池の主に感謝しつつ、私の邪気を払うと共に、清らかな気を分けて頂いた

→頭の中のグルグルした状態、痛みはほぼ消えたと思う。感謝

→水にはスピリチュアルな意味があるというのと、守護自然霊が龍神の場合は水を好むと

⇄自分が龍神系なのか(はたまた、天狗、稲荷系ななのか)判別が難しいが、とりあえず、とてつもないレベルの雨男であること、飲み物(酒含む)が大好きであることなど、いくつか大きく当てはまるところがあるので、龍神系だと思っている

⇄普段はロジカル、損得感情が前面に出ているが、恥ずかしながら、自分は男の中ではかなりスピ好きだと思う(そろそろ、算命学も勉強しよう…)

 

さて、話を戻すと、

 

・何故、池・湖などが好きかと言うと、水面に映る景色(例えば、ルノワールの「睡蓮」もそうだし、東山魁夷の「緑響く」等)が好きと言うのがある

→水面に映る景色はかりそめの景色ではあるが、映った対象それ自身よりも美しく見える

→また、風が水面を揺らす時、風の強弱、向き等に応じて千変万化の表情を見せてくれる。風は芸術家だ

→過去、未来でなく今この瞬間に集中しよう。頭の中の景色ではなく、目の前の景色に心酔しよう。また、そうさせてくれる美しい景色に積極的に触れよう

 

・水鳥の池というのに、最初は水鳥がどこにいるのか分からなかった

→目を凝らしているうちに、遠くに一匹カモの動くのを見つけた。

⇄もう一匹、石仏のように動かないので、石なのかカモなのか分からないのがいたが、眠っていたようだ。起き上がると同時に、船出していった。

 

・この池にはいくつか倒木がある

→後のカップルの女性が「鹿に見える」と言い出した。たしかに、そう言われてみると、そう見えてきた

→同じものを見ても、「倒木」とラベルをつけて認識するか、「鹿のような形をした木」として認識するか、人によって感じ方は異なる。当たり前だけど、意識しないと忘れてしまうこと。

→人は自分の意識のバイアスを通してしか、世の中を見れない。目の前の木(事実)は厳然と存在していたとしても、水面(意識)に映る世界は人により違うし、風が吹けば景色は変わるということだ

 

・子供の笑顔

→子供が園内のパンフレットを落とし、それが池に落ちそうになっていた時、拾ってあげた

→人助けをしようという気持ちよりも、「池に落ちて池を汚したくない」という気持ちが強かった気がする。また、コロナもある中で、人が触ったパンフレットを取り戻したとして、本当に嬉しいのか?(受け取り拒否されるのでは?)という不安もあった

→お母さんの方は控えめな感じで「ありがとう」と言っていた(やはり、コロナリスク心配?子供だしね)が、拾ってもらった子供の方は「お礼を言いなさい」と言われて恥ずかしそうにはにかんでいた無邪気な顔が印象的だった(顔立ち的にハーフの子だった。父親の姿は見えなかったが)

→池のヒーリング効果もさることながら、あの無邪気な笑顔に救われたような気がする。

→無邪気さ、これはきっと自分が心の奥にしまい込んでしまったもの。無邪気になれれば、もっと人に好かれるのでは?

⇄しかし、一方で人に弱みを見せたくない自分もいる。人を助けることは嫌いではなけど、人に助けられるのは嫌いだ。何でも自分でやりたい、何でも一人でできるようになりたい、弱みを見せたらつけ込まれる、と心の奥底で人を疑っている。

⇄これを人嫌いと呼ぶけど、実は他人ではなく、自分自身を誰よりも嫌っているから(自信がない、自己肯定感が低い)、こういう風に考えるのでは?と言われたことがある。一理あるかも知れないが、どう治せば良いのかは分からないし、「弱みを人に見せましょう」とアドバイスされても、従えるかどうかも分からない

→これは、長い道のりだと思う。こういう考えに支配されだすと、また自律神経が乱れるので、やはり「今」に集中しよう

 

最後暗い話になってしまったが、当初ここに着いた時より、遥かに楽になった。感謝。

→帰る頃には辺りは静かになっていて、水鳥たちも倒木の上で楽しそうにくつろいでいた。こういう和やかな景色に触れていれば、私の荒んだ心も癒されるのだろうか?

 

自分の感情を吐露するのは恥ずかしいけど、溜め込むと毒だから洗い流して行こう。

 

さて、気分が良くなったので、武蔵小山にシードルを飲みに行こう。

これならわかる日本の歴史Q&A① 旧石器〜平安 Day1

【目的】

・日本史を大掴みに理解するため

 

【読書記録】

・開始1ページ、終了31ページ(全127ページ)

・旧石器、縄文、弥生までの1章〜3章

 

【散発的メモ】

・旧石器が赤土から出たことで1万年以上前から日本列島に人類がいたことが判明。

→黒土が有機物の堆積層であることは知っていたが、赤土は粘土でなく火山灰の堆積層らしい。

⇄赤土は酸化鉄の塊?酸化鉄、粘土、火山灰、これらの関係が分からない。それは歴史ではなく地質学の話になるから、ここでは深追いしないことにしよう…

→年代を測るのは炭素同位体とばかり思ってたけど、色々なアプローチがあるのね、不勉強で恥ずかしい

 

・旧石器(打製)と新石器(磨製)は約1万年前を境に分かれる。

⇄それより前の、サル→ヒトを分けるのが旧石器を使うか否か、という定義らしい

 

縄文時代貝塚、狩猟採集と言うけどカロリーベースでは木の実が多いようで、採集が中心

⇄当時の貧弱な技術では、弓矢で鹿・猪を狩ったり、その肉を塩で保存するのも難しかった?

 

弥生時代は紀元前3世紀〜後3世紀までの約600年間、稲作・鉄器が北九州経由(諸説あり)で伝来するものの、まだ貴重なもので普及には遠い

 

【Key Takeaway】

・赤土とは

・石器使えないのはサル

縄文時代は実は木の実など採集中心

弥生時代は稲作・鉄器が伝来するも普及はもっと後

政治思想史入門(堤林剣) Day1

【目的】

・元々は、リベラル/保守、左翼/右翼、民主主義など分かるようで分からない(定義が曖昧な)概念について理解を深めるためにこの本に興味を持った

⇄しかし、どちらかというと西洋政治思想史を時系列順に説明した入門書で、本来の目的は果たせなそう…(でも、面白いから読む)

→本来の目的を果たすには、政治思想”史”ではなく、政治思想入門を読むべきなのか?(追って検討

 

【読書記録】

(この本に関しては、途中から記録開始)

・開始 78ページ 〜終了95ページ(全318ページ、注釈を除く

・2章 トゥキディデスソフィストを読了、3章プラトンを読み進めている

 

【散発的メモ】

トゥキディデスは、(悲劇詩人と異なり)人間に重きを置き、制御不能の神々の領域ではなく、観察可能な人間の営みを考察した上で、そこから一般化可能なパターンを抽出しようと試みた

人間性を不変のものとし、それ故に「歴史は繰り返す」反復性のものと捉えた

⇄不変性、反復性という点を著者が強調しているが、逆に近代思想などだとここの前提が崩れているのか?

→可能なら、構成要素を縦に並べた上で、誰それはこの項目はマルバツといった表にまとめられないか?(追って検討)

 

トゥキディデスは、判断力(グノーメー)を重視し、アテナイ市民を啓蒙するために歴史書を書いた

→ 特定の状況において、特定の立場の人がどのように行動したか、何が想定内/外であったか、それらを通じて帰結はどうなったか、それを学ぶことこそが意義

→偶然性(トゥケー)は、適切な判断力をもってしても予想しえなかった偶然の要素(ペストの蔓延等)として捉えられている

⇄恐らく、予想に反した偶然性を全て神様のせいにしてしまう悲劇詩人などとは、ここが違うということであろう

→たしかにペストやコロナ等の全くの偶然性はあるものの、情報の非対称性の話にも関係するかも知れない。ある情報を持たない誰かには合理的に思えた(what seems)判断が、実は情報を持っている誰か(時に、神や市場など、what is)には全く非合理である可能性など。

⇄ただし、経済学が想定する完全市場などでは、what is = what seemsという図式を前提としていると言い換えられる

 

・初期ソフィストプロタゴラスは、自然(ピュシス)状態では利己的・反社会的な人間を、法・慣習・約束(ノモス)教育によって陶冶していくことが大切と考え、神々のように人間には不可知な存在は重視しなかった

プロタゴラスよりも若い世代のソフィストは、民衆を啓蒙するよりも、迎合し扇動するデマゴーグに成り下がっており、プラトンらに厳しく批判されているとのこと

 

ようやくプラトン

 

プラトンはwhat isを重視し、what seemsを相対化した一方、ソフィストはwhat seemsを重視していたため、論敵とならざるをえなかった

 

・what mattersを(プラトンの場合、what seems→what isへ)変えようとする試み、moral transformationが一つのキーワードらしい

 

本日はここで終了

 

【Key Takeaway】

・全体として、これは"政治"思想なのか、それとも単なる思想なのか、イマイチ分からなかった。

⇄著者が言うには、通常、"政治"思想史という場合は、プラトンから始まり、それ以前の悲劇詩人、トゥキディデスソフィスト等は紹介されないことが多いとのこと

→つまり、明確に"政治"思想と銘打って、ジャンルを確立したのはプラトンが最初ということか?

→それ以前の思想家は、どちらかと言うと特定の世界観・世界認識(ここで言うコスモス?)を持った思想を通じて、(多くの場合、市民の啓蒙という形で)政治に関与していたが、純粋に「政治とはどうあるべきか」という直接的な問いかけにはなっていないように思える

→この点は、今後もよくよく吟味し、理解に努めることが必要